先に大事なことを二つ。ひとつ、胆石の多くは症状を出さず、治療もいりません。ふたつ、痛みに熱、寒気、あるいは皮膚や目の黄色みが加わったら、危険の度合いはまったく変わります——すぐ受診してください。
胆石の痛みを見分ける
胆のうの中で動かない石は痛みません。痛みが出るのは石が胆汁の通り道をふさいだときです:右の上のお腹、またはみぞおちの下の真ん中が痛み、少なくとも30分、ときに数時間続きます。痛みは食事のあと——脂の多い食事のあとがもっとも多いです——に来ることが多く、夕方や夜中に起きやすく、背中や右の肩の下へ広がることがあります。
- 吐き気と吐くことがよく一緒に起こります。
- 石が動いて通り道がまた開くと、痛みはひとりでに和らぎます——和らいだことは石が出た証拠になりません。
- 一度痛みが起きた方は次の痛みが起きやすいです。最初の痛みは前ぶれだと考えてください。
- 痛みの強さは危険の強さを表しません。危険の度合いを変えるのは熱、黄色み、そして通り道が長くふさがれていることです。
- 石があると分かっていて今回はこれまでより痛みが長く続くなら、いつものように和らぐのを待たず受診してください。
静かな石、それでも気にかける理由
NIDDK によれば、胆石のある方の多くは症状がありません。胆汁の通り道をふさがない石は胆のう、肝臓、すいの働きに影響しないため、治療はいりません。けれども同じ資料はこうも述べています——合併症が起きるまで何も症状のない方が多いのです。
間違えやすいもの
- 腎臓や尿管の石:わきの背中あたりが波のように痛んでそけい部へ下がり、尿が赤みを帯びることもあります。
- 急性すい炎:へその上が休みなく痛んで背中へ抜け、前に体を折ると楽になります——そして胆石はすい炎のもっとも多い原因のひとつです。
- 胃の痛みと逆流:これも食事と関わりますが、肩まで広がることはまれです。
- 虫垂炎:へそのまわりから始まり、右下のお腹へ移って強くなっていきます。
すぐにすること
- 痛みが始まった時刻、どこが痛むか、背中や右の肩の下へ広がるか、直前の食事は何だったかを紙に書いてください。
- 体温を計り、計った時刻も書き、痛みのたびに計り直してください。軽い熱も数に入ります。高い熱になるのを待たないこと。
- 自然光のところで目の白い部分と皮膚が黄色くないか見てください。お茶のように濃い尿と色の薄い便にも気をつけてください——この三つがそろうと胆汁の通り道がふさがっている方向です。
- 痛みの最中はそれ以上食べないこと。とくに脂の多いものは避けてください。
- 以前のお腹の超音波の記録、肝臓の血液検査の結果、今飲んでいる薬の一覧を集めておいてください。ピルやホルモンの薬も含めてです。
- 痛みがあるとき、また痛み止めを飲んだあとは、自分で運転しないでください。
してはいけないこと
- ネットで売られている「石を溶かす」「石を落とす」薬を信じないこと:家で胆石を溶かす方法はなく、医師が出す溶かす薬でさえ年単位かかります。
- 痛みに熱か黄色みが加わっているときに、痛み止めを飲んで朝まで寝ないこと。薬は痛みの感覚を隠しますが、ふさがった胆汁の通り道を開けることはできません。
- 家に残っている抗菌薬や人の抗菌薬を使わないこと。米国 CDC によれば、人に処方された抗菌薬を使わないこと、抗菌薬を取っておかないことです。
- 右のあばらの下を温めること、温める貼り薬、カッサ、吸い玉はしないこと。
- 「石を押し出す」ために断食したり急いで体重を落としたりしないこと。NIDDK によれば、体重が速く減ると石ができやすくなり、静かな石のある方では症状が出やすくもなります。
- 痛みが消えたからといって受診の予約を取り消さないこと。
病院へ行くべきとき
痛みの最中、または痛みが過ぎたあとに次のどれかがあれば、すぐ救急へ行くか115番(ベトナムの救急番号)へ電話してください:痛みが和らがずに続いている;熱——軽い熱でも——または寒気;吐き続けて水を保てない;皮膚または目の白い部分が黄色い;お茶のように濃い尿と色の薄い便;背中へ抜ける強い痛みで、前に体を折ったときだけ楽になる;お腹が硬く、触らせられない;混乱、ぼんやり、冷たく湿った皮膚、速い脈。NIDDK によれば、これらは胆のう、肝臓、すいの感染や重い炎症の現れでありえ、ふさがった胆汁の通り道を手当てしないままにすると死に至ることがあります。ご高齢の方、妊娠中の方、糖尿病、肝臓の病気のある方、免疫を抑える薬を使っている方では、待つしきいをはっきり下げてください。——その日のうちに受診を、明日まで待たないこと:痛みは和らいだけれど今回が初めての場合、またはこれまでより痛みが長く続いた場合です。——一日から三日のうちに受診を:痛んだことがないのに超音波でたまたま石が見つかった場合です。
合併症のある胆石は病院の仕事です。診断にはお腹の超音波と血液検査が必要です。Y Tế Xanh がお手伝いできるのは別の二つです。ビデオ通話で痛みの様子をうかがい、受診すべきかどうかを一緒に決めること。そして医師がご自宅へ伺い、これまでの経過を聞き、診察し、さらに手がかりが必要なら訪問での検査を指示することです。
ただし、すべての検査が自宅向きではありません:すぐに測らなければならない項目や専用の機器を要する項目は、医療機関で採ったほうが結果は信頼できます。上の枠にあるしるしがあるときは、まず病院へ、連絡はあとに。胆のうの手術のあとは、看護師がご自宅やご宿泊先へ伺い、ガーゼを替え、糸を抜き、傷あとを見守ります。
上の臨床の部分は米国 NIDDK(米国国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所)の公開資料によるものです。CDC には胆石について一般の方向けの手引きがないためです。CDC を出典としたのは二点だけです:肥満による危険と、人の抗菌薬を使わないこと。
この記事は公的な医療機関の推奨をお伝えするもので、診察に代わるものではありません。CDC への言及は出典を示すものであり、同機関が Y Tế Xanh や当社のサービスを推奨しているものではありません。
ご家族へのケアについてご相談ください。ホットライン 094 368 81 15(24時間・年中無休)でのお問い合わせとご予約は無料です。Y Tế Xanh には、医師がご自宅へ伺う診察、看護師が医師の指示にそって行う処置(注射、点滴、包帯交換)、ビデオ通話による遠隔相談、そして服用中のお薬の確認があります。踏み込んだ遠隔相談や二回目以降は有料のサービスです。お子さまについては診察と急な対応のみをお受けし、ご自宅での長期のケア、新生児、妊産婦はお受けしていません。お住まいの地域に人員がいることを確認し、料金を明確にお伝えした上で始めます。
出典
- NIDDK — Gallstones
- CDC — Antibiotic Prescribing and Use



